top of page
  • Pinterest
  • X
  • TikTok
  • Black Instagram Icon

円形脱毛症が治らない?ステロイドが効かない私が漢方と鍼治療で回復した体験談

  • 執筆者の写真: Yuno
    Yuno
  • 7月13日
  • 読了時間: 6分
健康な髪の毛

湿をとり、血を養い、生姜で擦ったら…3年続いた脱毛が完治!




「なんで私だけ…」終わらない脱毛との闘い


ある朝、髪をまとめていたとき、後頭部の一部に違和感。鏡で見ると、そこには直径3センチほどの円形のハゲがありました。まさか、と思ったのも束の間。それはどんどん広がっていき、半年後にはカツラが手放せない状態に。皮膚科では「円形脱毛症」と診断され、ステロイド外用薬・局所注射・紫外線治療など、当時考えうる治療法はすべて試しました。でも、3年間、まったく改善せず。髪は生えず、むしろ精神的にどんどん追い詰められていきました。




ストレス・自律神経の乱れが引き金だった?


私の場合、ちょうど学業やプライベートで強いプレッシャーを受けていた時期と重なっていました。東洋医学でも、西洋医学でも、ストレスや自律神経の乱れが円形脱毛症の大きな原因とされています。




円形脱毛症を引き起こす可能性のある要因:


長期的な精神的ストレス

睡眠不足・過労

交感神経優位な状態の継続(自律神経の乱れ)

免疫バランスの乱れ


ストレスで交感神経が優位になり続けると、頭皮の血流が悪くなり、毛根が栄養不足に陥ります。私も常に体がだるく、顔色が悪く、生理も乱れていました。

アスリートも多数愛用!アメリカ生まれのエプソムソルト

東洋医学にたどり着いた「体質改善」というアプローチ


そんなとき、知人の紹介で訪れた漢方クリニックでの一言が、転機となりました。


「あなたは湿がたまり、血が不足し、巡りが滞っています。それが脱毛の原因かもしれません。」


ここから始まったのが、体の内側から整える「漢方+鍼+セルフケア」のトリプルアプローチでした。




【1】体にたまった“湿”をとる:まずはデトックス


湿(しつ)とは、体に滞った不要な水分や老廃物のこと。これが溜まると代謝が悪くなり、髪や肌に必要な栄養が届かなくなります。


湿を取るために行ったこと


▼ 湿をとる漢方薬:

茯苓(ぶくりょう)

沢瀉(たくしゃ)

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

五苓散(ごれいさん)


▼ 食事で意識したこと:


小豆・ハトムギ:利尿作用があり、湿を排出

セロリ・冬瓜・もやし:水分代謝を助ける野菜

生姜(しょうが):温めながら余分な水を追い出す





【2】“血”を養う:髪は血の余り。血が足りなければ髪は生えない


東洋医学では「髪は血の余り」と言われます。つまり、血(けつ)が不足していれば、毛根に栄養が届かず、脱毛につながるのです。


血を増やすために行ったこと


▼ 血を補う漢方薬:

当帰(とうき)

地黄(じおう)

四物湯(しもつとう):女性に定番の補血処方

帰脾湯(きひとう):胃腸が弱く、血が作れない人にも◎


▼ 血を作る食材:

黒ごま、なつめ、クコの実

鶏レバー、プルーン、小松菜、黒豆




【3】“巡り”を良くする:鍼治療が効果的だった理由


頭皮に栄養を届けるためには、血を作るだけでなく、巡らせることが必要です。

私は、鍼灸院で「自律神経」と「頭皮の血流」を整える施術を週1で受けました。


鍼灸治療の効果

頭皮の毛細血管の血流改善

自律神経を整えてストレス軽減

睡眠の質の向上 → 体の回復力UP

漢方の効果を引き出す相乗作用




【4】生姜スライスで頭皮を優しくこするケアが効いた!


これは半信半疑でしたが、実際に効果を感じたのでおすすめします。


方法:

新鮮な生姜をスライスして、頭皮の脱毛部位に直接当てる

毎日1〜2回、優しく円を描くようにこする

そのまま5〜10分放置(ピリピリ感があれば短く)

洗い流す or タオルで拭くだけでもOK


効果:

生姜の温熱成分「ジンゲロール」が血行を促進

頭皮がぽかぽか → 髪が生えやすい環境に

毛根が刺激され、眠っていた毛が再生モードへ

特に、漢方や鍼との併用で相乗効果を感じました。

薬用ハーブティー


円形脱毛症で悩んでいるなら、今すぐ“体の声”を聞いて


▼ 回復のポイントまとめ

ストレス・自律神経の乱れに気づくこと

湿をとって血を養い、巡らせる体質改善

漢方と鍼灸の専門クリニックに早めに相談

生姜スライスでの頭皮ケアも取り入れる


ステロイドが効かなくても、髪は戻ってきます。私のように、円形脱毛症に悩み、諦めかけていた人にも「漢方」や「鍼治療」という選択肢があることを知ってほしい。東洋医学の力は、じんわりと、でも確実に体を整え、回復へと導いてくれます。希望は、まだ終わっていません。




普段の生活からできる!湿・血・巡りを整えるおすすめセルフケア


漢方薬局や鍼灸治療は、専門家の手による心強いサポートです。でも、体質改善には“毎日の積み重ね”も大切。ここでは、私が実際に役立てた「湿をとる」「血を増やす」「血流を整える」セルフケアアイテムをご紹介します。体の巡りやバランスを整える東洋医学的なケアを、日々の暮らしにも無理なく取り入れてみませんか?



五苓散

円形脱毛症の原因のひとつに、体にたまった「湿(しつ)」。体がむくみやすい、頭が重い、下痢しやすい、という方は“湿気体質”かも。五苓散は、そんな余分な水分を外に出してくれる漢方薬。髪に必要な栄養がめぐるよう、まずは土台となる体の巡りを整えることが大切。


ハトムギ茶

体にたまった「湿(しつ)」をやさしく外に出し、巡りを整えてくれるお茶。漢方では「ヨクイニン」と呼ばれ、肌荒れやむくみ、湿気による不調に使われてきた。円形脱毛症対策に日々の水分補給をハトムギ茶に変えるだけでも体の巡りが整いやすくなる。


四物湯

髪や肌の栄養源となる「血(けつ)」を増やし、巡らせる漢方の代表格。とくに女性の体を内側から整える基本の処方で、生理不順・冷え性・肌荒れ・抜け毛に使われてきた。円形脱毛症も「血虚(けっきょ)=血の不足」が原因のひとつとされる。髪の成長に必要な栄養をしっかり届けるためには、まず“血を養う”ことが大切。




クコの実

東洋医学で「目・血・肝」に良いとされるスーパーフード。クコの実は、血を養い巡りを整える働きがあり、髪や肌の健康維持にもぴったり。体の内側から栄養を補うことで、回復をサポート。そのまま食べても、薬膳スープやお茶に加えてもOK。おいしく続けられるセルフケア食材。


生姜入浴剤

生姜のぽかぽか成分「ジンゲロール」と、黒糖に含まれる天然ミネラルが肌と体をやさしく包み込み、芯から温めてくれる入浴剤。冷えや血行不良は、円形脱毛症の回復を妨げる大きな原因のひとつ。体をしっかり温めることで血流を促し、頭皮まで栄養が行き渡りやすくなる。毎日のバスタイムが、自然な体質改善の時間に変わる。


頭皮マッサージブラシ

シリコン製の頭皮マッサージブラシは、やさしい刺激で頭皮をほぐし、血流をじんわり促進。髪は血が育てる――血行がよくなることで、毛根に栄養が届きやすくなり、円形脱毛症の回復もサポート。毎日のシャンプー中に使うだけで、手では届かない深部まで心地よく刺激でき、頭皮環境が整っていく。地味だけど続けることで、育毛ケアとしてしっかり結果を後押ししてくれるアイテム。



コメント


bottom of page